矯正歯科とは

矯正歯科とは、ガタガタの歯並び(歯列不正)や噛み合わせのアンバランス(咬合不全)を解消するための診療分野です。専用の矯正装置を用いて、歯の位置や顎の形状を少しずつ整えていくため、治療期間は2~3年単位の長期に及ぶことが一般的です。また、歯列矯正は美容目的の治療とみなされるため、顎変形症や国が定める一部の先天性疾患を除き、公的医療保険適用外の自費診療となります。
矯正歯科とは

矯正歯科とは、ガタガタの歯並び(歯列不正)や噛み合わせのアンバランス(咬合不全)を解消するための診療分野です。専用の矯正装置を用いて、歯の位置や顎の形状を少しずつ整えていくため、治療期間は2~3年単位の長期に及ぶことが一般的です。また、歯列矯正は美容目的の治療とみなされるため、顎変形症や国が定める一部の先天性疾患を除き、公的医療保険適用外の自費診療となります。
マウスピース型(アライナー)矯正の特色
歯列矯正にはいくつかの方法がありますが、当院ではマウスピース型(アライナー)矯正を取り入れています。アライナー矯正は、デジタル技術との親和性が良いことから、21世紀に入って急速に普及した新しい治療法で、これまでに全世界で1,000万人を超える多くの治療実績があります。
歯並びや噛み合わせ・骨格などの3Dデータを専用のソフトウェアで統合し、理想的な歯の位置(=矯正治療のゴール)をシミュレーションします。そして、それを実現するためのアライナー装置を毎日20時間以上つけ、段階に応じて1~2週間ごとに交換していくシステムです。
アライナー矯正が適応とするのは、叢生[ガタガタの歯並び]、開口[前歯が噛み合わない]、上下顎前突[出っ歯]、ワイヤー矯正後の後戻りに対する微修正といった軽度な症例です。スペースを作るための便宜抜歯や骨格からの改善が必要となるケースでは、矯正歯科専門医が在籍する同一法人の系列医院と連携の上で治療にあたります。
マウスピース型(アライナー)矯正の特色

歯列矯正にはいくつかの方法がありますが、当院ではマウスピース型(アライナー)矯正を取り入れています。アライナー矯正は、デジタル技術との親和性が良いことから、21世紀に入って急速に普及した新しい治療法で、これまでに全世界で1,000万人を超える多くの治療実績があります。
歯並びや噛み合わせ・骨格などの3Dデータを専用のソフトウェアで統合し、理想的な歯の位置(=矯正治療のゴール)をシミュレーションします。そして、それを実現するためのアライナー装置を毎日20時間以上つけ、段階に応じて1~2週間ごとに交換していくシステムです。
アライナー矯正が適応とするのは、叢生[ガタガタの歯並び]、開口[前歯が噛み合わない]、上下顎前突[出っ歯]、ワイヤー矯正後の後戻りに対する微修正といった軽度な症例です。スペースを作るための便宜抜歯や骨格からの改善が必要となるケースでは、矯正歯科専門医が在籍する同一法人の系列医院と連携の上で治療にあたります。
口腔内スキャナーを用いた光学印象

矯正治療前の検査では、CEREC Primescan(デンツプライシロナ社製)という「口腔内スキャナー」を活用します。口腔内をペン型のカメラで数分間なぞるように撮影するだけで、歯並びや噛み合わせといった情報をコンピュータ上に再現できるため、従来の型取り材のような不快感がありません。これは「光学印象」と呼ばれ、近年の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)に伴い、急速に普及が進んだ技術の一つです。
スキャンした3Dデータを基に、力学的なバランスの計算・段階ごとに必要なアライナーの設計を行うため、予測精度の高い治療プランを立てることが可能となります。また、現在の歯並びがゴールに向かって変化していく様子を動画でお見せすることは、治療イメージの共有に役立つだけでなく、モチベーション向上にもつながるでしょう。
口腔内スキャナーを用いた光学印象

矯正治療前の検査では、CEREC Primescan(デンツプライシロナ社製)という「口腔内スキャナー」を活用します。口腔内をペン型のカメラで数分間なぞるように撮影するだけで、歯並びや噛み合わせといった情報をコンピュータ上に再現できるため、従来の型取り材のような不快感がありません。これは「光学印象」と呼ばれ、近年の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)に伴い、急速に普及が進んだ技術の一つです。
スキャンした3Dデータを基に、力学的なバランスの計算・段階ごとに必要なアライナーの設計を行うため、予測精度の高い治療プランを立てることが可能となります。また、現在の歯並びがゴールに向かって変化していく様子を動画でお見せすることは、治療イメージの共有に役立つだけでなく、モチベーション向上にもつながるでしょう。
メリット・デメリット
メリット

- 透明で薄い装置のため、目立ちにくく、外見に与える影響が少ない
- 口腔内の粘膜や舌を傷つける心配がない
- 飲食中は取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすい
- 通院回数を抑えられる(1~2ヶ月に1回程度)
- 金属アレルギーの方でも安心
デメリット
- 長い装着時間(1日20時間以上つけていないと効果が不十分)
- 装置の紛失・破損リスクがあり、自己管理が求められる
- 適応症例が限られる=重度の歯列不正や骨格の異常は対象外
- スペース確保のため、健全なエナメル質を削る場合がある
費用(税込)
カウンセリング+検査料 ※2回目以降は無料 |
5,500円 |
---|---|
基本料金 | 600,000円 |
通院回数・治療期間
全体矯正では、通常2~3年程度の治療期間を要します。また、歯の動きには個人差があるため当初の計画通りに進むとは限りません。その際には、歯科医師の判断で治療プランの修正やマウスピースの追加(リファイメント)を行う場合があります。
前歯のみを治療する部分矯正の場合、歯を移動させる範囲が狭いことから、数ヶ月間、長くても1年前後で済むケースが多いです。ただし、矯正期間が終わった後には、リテーナーを装着し、歯並びを維持することが重要です。